2008年12月21日

蓬(ヨモギ)摘み


 近々餅つきをすることになりました。今では少なくなった杵搗き餅です。昨日紹介した田んぼのオーナーさんのご好意でやる事になったのですけど、オーナーさんが黒米や赤米なども混ぜたり草餅を作ったりしてはどうかと提案してくれました。それで、冬休み前の日曜日、子供たちと一緒に近くの雑木林界隈を散策しながらヨモギ摘みに行って来ました。草餅に使うヨモギはてっきり春の新芽を収穫しておいてそれを上手に保存して使うものとばかり思っていましたが、田んぼオーナーさんが今付いてるものでも大丈夫だよと教えてくれました。摘み始めてみると案外先端の2,3葉はとても柔らかく十分おいしく食べられそうな気がします。多年生常緑草本のヨモギですから年中成長が見られるということかもしれません。
 ヨモギはウィッキペディアで見てみると新芽には芳香があるため草餅のほか天ぷらに使われるそうです。(まぁヨモギに限らず天ぷらにすれば野山の植物は結構いろいろおいしく食べられますね)またお灸のもぐさ、別名血止め草とも言われるとおり止血効果があったり、煎じた葉は胃健薬、冷え性にも効果があるようです。その他お風呂に入れると腰痛や痔にも効くと書いてあります。身近な植物ですが暮らしにとても役立つのですね。




 でかけた場所は自宅から歩くと1時間ほど歩いた所にある雑木林で、ウン十年前、私が高校時代野山の散策に一人でよく歩き廻ったところです。最初子供たちは、私がどんどん林の中に入り込んでいくのを見て怖がっていましたが野苺(冬イチゴかな?)や万両の赤い実、野鳥を見つけ出してから自分からいろいろ自分の「ハテナ」を見つけ始めました。その分ヨモギの収穫は減りましたが・・・^^;
 面白いなと思ったのは赤く紅葉したハゼの稚樹があるところには必ずヨモギが生えていたことでした。それより少し森側に寄ると途端にヨモギが見当たらなくなります。ハゼは陽樹で林の際(林縁部といいます)によく見かけられます。子供たちにはカタチと色から見分けやすくハゼの木を見つけさせてヨモギのありかの目印としました。草本類としては多年草のヨモギは比較的背が高く、葉が横に延びるという性質から草本類の中では比較的耐陰性が強く林の際まで近づける。逆に言うとそのあたりがヨモギの光条件としての成長限界。もちろんそれより森側にも草花は生えますが、それより先は森の住人である草花達の世界なのかもしれません。それと気のせいかもしれませんが、畑や田んぼの野辺に生えてるヨモギより、林縁のヨモギの方がやわらかいような気がします。林と野辺の境界線にハゼとヨモギ有りと言ったところでしょうか。


 雑木林を一廻りして、小道の途中で落ちていたヒサカキやシャシャンポの枝、ヤシャブシの実などをすこし頂いて山の神様に三人でお礼を言って帰ってきました。

 そういえば今日って冬至だったのですね。幸いにも思い出せたので先日知り合いから頂いた柚子をお風呂につけて気持ちよく柚子湯にあずかりました。

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